SSブログ

オールの仕上げは、朝の築地で。 [取材のウラ話]

朝帰りどころか、
危うく昼帰りになるとこだった。
知り合いが最近始めた店に呑みに行き、
店が終わるまで居すわった上、
「じゃあ行きますか」ってスタッフ共々さらに移動!

行く先は、築地でございます。
朝の築地場内って、入ったことなかったんですよ。
連日取材したのは、場外の店ばかりだったのでね。
ほんとの築地を味わうなら、やっぱ朝の場内!!
つっきじ♪つっきじ♪猫ひろし♪猫ひろし♪
(猫ひろしがやりたかっただけ☆)

朝の場内は、予想以上に違ってました。
オイラが取材した場外の商店街とは、
緊迫感っちゅーか、観光客主体じゃない感じ。
あくまでも魚河岸、そこで商売する人達の場所。
圧倒されつつ「日本はアジアの一員なんだな」って再確認しました。

呑んでた店の料理長(といっても若い。なかやまきんにくん似)は、
もちろん築地で仕入れをしているとのことで、
ご案内していただき…というか前をズンズン歩く。
そうすっと、どんどんディープなエリアへ入ってく。
中を知らない人じゃ、こうはいかない雰囲気が漂っております。
築地の中の人は一見コワイからね〜。
魚商人たちにとっては勝負の場ですから。
荒くれオヤジ度数、異様に高いし。うん、東京イチ高いはず。

そんな人達が、あれ、なんて乗り物?(築地を取材した人とは思えぬ発言)
丸いトラクターみたいな…魚を運ぶ車を皆さん運転してて。
もう、そこらじゅうで、グルングルンしてる。
一瞬、遊園地のコーヒーカップかと…思いませんね。
オイラ歩いていたら、敷かれそうになりました。
「ハイハイ、そこどいて!!」みたいな感じで怒られたし(汗)。

そういえば…(だんだん記憶が蘇ってきた)築地仕事の依頼の時、
「女のライターのほうが、アポとか取材とか相手にしてくれそうだし」
みたいなこと言われた。そうだった。思い出してきたぞ。
たしかに一旦気を許してくれると、
話し好きだったりすんだけど、そこまでがね〜。

話し出すまでに時間がかかるから、取材時間が押す。
そうすると、次の店でまず怒られる。
で、また機嫌治る頃には、また時間が…。
まぁ、オイラのトーク技量も足りないんでしょうけどねぇ。

それとね、ここで誤解を解きたいんですが。
「食べ物屋の取材っていろんなモン食べられるんでしょ。い〜な〜」
などとよく羨ましがられますが、そうでもありませぬよ。

時間押せ押せで焦りまくりの中、
店主の見てる目の前で食べるワケですよ。
しかも朝から一日中、鮨→まぐろ丼→鮨→鮨 とか。
同じジャンルの料理を連日食べ続け。

カメラマンさんと「もうムリ」「おれもギブ」
みたいなアイコンタクトしながらも、
「美味しっすね〜!」とか笑顔でコメントしつつ、
気合いだけで平らげるんですから!!

撮影で使った料理は時間が経ってるし、ライト当ててるし。
どんなに美味しいものも…という場合もあったりします。
特に炎天下で撮影された生魚モノは、結構コワかったっす…。

しかも、この時は1日10件とかあったし。
カメラマンの事務所から「助手兼食べ係」の若手を急遽呼んだり。
これでギャラがまともなら、まだ頑張れるですけどね…。
う〜ん、タイヘンな仕事だった…。


でもね、楽しい思い出もあります。
この取材の時期は、ちょうど甲子園が佳境で、
テレビがある店では必ず高校野球。
オヤジ度数高い=高校野球好き多し
なので、壁に組み合わせ表まで貼ってあったり。

かな〜り、いろんな所で盛り上がりました。甲子園ばなしで。
オヤジも、そういう話になると良〜い笑顔になったり、
急に饒舌に語り出してくれたり。
もちろんオイラも、
済美高校と福井投手は、きっちり宣伝しましたよ〜〜♪


で今回は、ちゃんと(?)観光客しました。
お決まりのマグロ解体とか見て、築地場内の飲食店エリアへ。
なかやまきんにくん料理長のおすすめで、
「呑んだ後には食べちゃダメでしょ」的な、
がっつり揚げ物定食系の店に入りました。
メンチカツinハヤシライス。美味すぎ、完食♪
カウンターが目印の「豊ちゃん」おすすめです☆☆

その後、これまたディープな雰囲気の喫茶店(あくまでカフェではない)
コーヒー飲んで、昼近くに築地を後にしました。
また行こうっと♪今度は(もすこし?)シラフでね〜。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。