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おとなの歯科矯正はこうなる!(後半) [歳をとるのも悪くない]

2015年4月〜12月、40代後半にして歯科矯正を敢行しました。

期間中のメンテナンスとして、
「ワイヤーの取り替え」があります。
進行具合によって、より強力な太いワイヤーに変えていくというものです。
私も数回やりましたが、新しくしたワイヤーの端が口腔内に当って痛かったり、
ブラケットから外れたり、その度に歯科へ走ります。

噛み合わせも、だんだん変わっていきます。
私の場合は結局、上の歯も調整が必要で矯正することになり(費用は据え置き)、
夏頃から、上下全面ブラケット装着…。
上の歯は器具が目立つし、痛さも歯磨きの面倒も倍という、まさに地獄。
喋りにくさも倍増で、まさに閉口しました(なんてね)。

しかし、人間というのは何事にも慣れる動物です。
後半には堅焼きせんべいもバリバリ食べるまでになり、
歯磨きまでせずとも、口をゆすいで歯間ブラシを使うという
手軽な方法に流れ、口内炎もできなくなりました。

最後まで歯科通いは面倒でしたが、
ずれていた歯が確実に動いている実感と、
「年内には終る」というゴールに近づいてる感が支えになりました。

で、いよいよ最終回。
ブラケットを外すこの時が、予想外にも難関でした。
数ヶ月付けっぱなしにしているブラケットですから、そりゃ頑丈です。
どうやって外すかというと、なんと。
ちいさいノミやトンカチのようなもので、ガンガン叩くのです!!

その様子たるや、ほぼ大工仕事。

歯への衝撃、というか頭蓋骨への衝撃は半端なく、
叩かれるたび頭にガンガン響きます。
これを1本ずつやるのですから、かなりしんどい(泣)。
最後の最後に、こんな大変とは。
最終回、歯科を出た時にはヘトヘトでした。


あれから1ヶ月。
今や、器具が取れてスッキリ。
何でも自由に食べられて、挟まらないって、素晴らしい!

ずれていた歯は整い、口腔内が傷だらけになることもなくなりました。
矯正後、歯が戻ってしまうのを防ぐために、マウスピースを長期間つけることが多いのですが、
私の場合は(中年だから?)数本の内側をホチキスのようなものでつなぎ、
マウスピースはつくりませんでした。

このホチキスは、死ぬまでつけておくそうです。
ということは、ホチキスのメンテナンスも死ぬまで必要…
なんて面倒な!
聞かされた時は、そう思いました。

でも。
9ヶ月間の歯科矯正を経て、私は悟りました。

虫歯のない人でも、歯科検診は半年に一度が推奨されています。
つまり歯のメンテナンスというのは、結局だれしも死ぬまで必要なのです。
自覚症状がないからといって、放っておけば病状が進行するかもしれません。
がん検診や人間ドックと同じ。
何年も歯科に行かないことのほうが、不安に感じてしまうでしょう。
考え方が変わったことが、今回一番大きな変化だったかもしれません。

これぞ、おとなの歯科矯正。
わけもわからず親にさせられる子供の歯科矯正では、得られぬ感想です。
自分の意思とお金でやることに意味がある!
としておきましょう。

そして余談ながら…
歯科矯正は秋から始めればよかった、と今更思うのです。

冬ならマスクで隠せてウイルス予防もできます。
歯科矯正をするなら寒い時期。
みごとに真反対の季節にやり切ってしまいました!

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